こんにちは、ペンギン(@penginsblog)です。
本記事を読まれているということは現在不妊治療中でなかなか結果が出ずに焦っているのではないでしょうか。
ちなみに私も本日3回目の体外受精の判定日でしたが陰性でした。
ただ、1回目と比較するとメンタルはめちゃくちゃ安定しています。
不妊治療を最速で結果を出す方法は治療を継続することです。
【なんだ当たり前のことを】と思われるかもしれませんが、実はけっこう大変なことです。
不妊治療を1年半続けた私が感じたことと情動に支配されないで治療を継続するコツについてお話したいと思います。
これから治療を開始するかたにも参考になる内容となっているのでぜひ最後までお付き合いください。
ペンギンの不妊治療について
まず初めにペンギンの不妊治療歴についてお話します。
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)で体外受精を1年半続けています。
卵胞が育つのに時間がかかってなかなか排卵しない疾患です。
現在20代後半で、思春期から初潮がなく生理を自力で起こすことができません。
そのため学生時代からピルを服用して生理を起こさせ、子宮の動きを止めないようにしていました。
排卵がうまくできないため、病院ではいきなり体外受精を勧められて、現在に至っています。
ステップアップで最終的に体外受精に進むことは覚悟していましたが、初めから体外受精でしか望みがないんだとショックを受けたのは事実です。
当時は治療開始から1年以内には妊娠できるだろうと軽く考えていました。
いざ治療を初めてみると内膜がなかなか厚くならず着床が難しいのが現状です。
治療開始から1年半が経過しました。
体外受精を3回終えましたがまだ結果は出ていません。
不妊治療の辛さは3つに分類される
不妊治療で辛いと感じたことは3つあります。
- 身体的苦痛
- 精神的苦痛
- 経済的不安
1.身体的苦痛
治療開始当時は検査が多く、治療開始までにずいぶんと時間がかかりました。
検査や治療に至っては恥ずかしい思いをしたり、身体的苦痛を伴うものも多くあります。
例えば、造影剤検査や採卵などです。
これらについては麻酔などで痛みを軽減することは可能ですが、ある程度の痛みは我慢しないといけません。
出産やつわりに比べたら我慢できる部類だと感じますが、辛いことは事実です。
2.精神的苦痛
治療がうまくいかないとメンタルが不安定になります。
また後述する金銭面の問題と重なると精神へのダメージは数倍に膨らみます。
劣等感や終わりの見えない治療、周りが妊娠していく焦燥感などがあげられます。
情動に支配されて底のない沼にはまってしまうと治療を続けることが困難になります。
とにかく言いあらわしようのない焦燥感・無力感・恐怖に襲われます。
そのため、1日中不妊治療のことを考えてしまう人もいます。
また、世間から子どもができないと思われることをストレスだと感じる人もいます。
妊娠するということはできない人にとっては本当に難しく努力しても何も積みあがらないこともあります。
3.経済的不安
助成金制度はあるものの、保険適用にまでは至っていないため経済的不安が生じます。
先行きの不透明な未来と高額な治療費に気持ちが不安定になります。
不妊治療成功の近道は淡々と継続すること
わたし自身まだ結果を残せていませんが、治療を淡々と継続することには成功しています。
妊娠のための1番の近道は【治療を継続すること】です。
一見すると当たり前のことのように聞こえるかもしれませんが、実は結構大変なことです。
これは治療を体験した人にしかわかりませんが、前述した3つの苦痛が常に存在するためです。
そのため、思うように成果が出ないと治療をやめたり休んだりしたくなります。
仮に1回の体外受精の成功率が1/3であれば、1回目に妊娠しない確率は70%、2回妊娠しない確率は70%×0.7%=49%、3回とも妊娠しない確率は70%×0.7%×0.7%=34.3%。
3回のうち1回でも妊娠する確率は100-34.3%=65.7%です。
不妊治療の成功のカギは行動量ですから、治療を休むとその分成果が出るまでに時間がかかります。
そのため、情動に影響されずメンタルが安定していれば休むことなくゴールまで最短ルートで突っ走ることができるのです。
治療を継続するために必要な思考
不妊治療成功のカギは治療を継続することとお話しましたが、もっと具体的に言うと【メンタルを安定させること】です。
私はメンタルの安定までに1年半かかってしまいましたが、皆さまにはもっと早く知っていただきたいと思い本記事を執筆しました。
メンタルを安定させるために必要な思考法は以下の3点です。
情動に支配されないロジカル思考を身につける
不妊治療がうまくいかないと情動に支配されて治療から逃げ出したくなります。
もちろん、時には休むことも大事であることは重々理解しています。
ただ、本記事ではメンタルを安定させて最短距離で治療を成功させることを目的としていますので、淡々と治療を継続させる具体的なロジカル思考についてご説明します。
辛い治療をやめたいと思うのは自分の情動(絶望、無力感、自己嫌悪)が原因です。
情動に支配されるということは、自分で自分を縛っている状態です。
情動=悪と言いたいわけではありません。
一時的につらい、キツイという感情を抱くことはごく普通のことです。
ただ、その感情に支配されてその状態が継続すると治療をやめたいという思考になってしまいます。
振り回されても意味のない感情に振り回されるなということです。
情動をなくすことはできませんが、考えるときはできるだけ切り離して考えることが重要です。
ポイントは情動が沸き上がった瞬間に、言葉にして意識に上げてください。
情動が生まれた状況を言葉にして捉えると、自然と抽象度の高い思考ができます。
ゴール(ここでは妊娠)に無意味な感情は自分に許可をしないというルールを自分に課してください。
感情で状況を判断するのではなく、一段上の抽象度から見ることで情動から離れ今後自分はどうしていけばいいかを論理的に判断できるようになるのです。
抽象度を上げた世界から眺めることができれば、努力しなくても感情を自然とコントロールできるようになります。
人生におけるゴールを複数設定する
さて、みなさんに1つ質問です。
【人生の目的=こどもを持つこと】だけになってしまっていませんか?
人生におけるゴールを最低8つは設定してください。
仕事のゴール、家族のゴール、趣味のゴール、社会貢献のゴール、ファイナンスのゴールなど。
仕事の中でも複数のゴールがあって、趣味の中でも複数のゴールがあります。
ゴールというのは1つのカテゴリーに過ぎないのです。
人生におけるゴールの数が少ないと視野が狭くなって、その唯一のゴールがうまくいかないと途端に絶望感に苛まれます。
最低でもゴールは8つ必要だと言っているのに、1つだけだとバランスが崩れてホイールが回らなくなるにきまっています。
例えば、職業が大工で家族がいるのに朝から晩まで1日中家を作っていたら「あなた、大丈夫?」って心配されますよね。
不妊治療にこだわることは重要ですが、他にも複数のゴールを設定して思い切りこだわってください。
意識しているか、していないかの違いだけで誰でもは10~20ぐらいのゴールは持っているはずです。
自分のやりたいことを同時進行で進めていかないのはもったいないことです。
自分のやりたいことが何かわからないかたはこの本がおすすめです。
自己理解ができると人生がゲームのように楽しくなります。
わたしは自分の体験談や記事を通して、不妊治療に悩む人の心が少しでも軽くなっていただければ最高に幸せです。
副業をはじめる
人生におけるゴールのお話をさせていただきましたが、特におすすめしたいのが副業です。
もちろん本業の仕事を頑張るでもかまいません。
副業を始めるメリットは2点あります。
- 不妊治療以外に人生のこだわりを見つけられる➡前述したゴールを複数持つことにつながる
- 経済的負担が軽減される➡メンタルの安定につながる
メンタルと経済的負担の悩みが解消されるので一石二鳥です。
私は副業を始めることで自分のやりたいことが増えました。
常に不妊治療のことを考えている状態から解消され、治療がうまくいかなくても「次に向けてどうしたらいいか」を論理的かつ前向きに考えられるようになります。
本業をがんばって給与UPを目指すでもいいです。
とにかく収入を上げるためにはどうしたらいいかを考えてみてください。
不妊治療乗り越えるためのおすすめ書籍選
最後に不妊治療を前向きに乗り越えるためにおすすめの書籍をご紹介します。
気になるものがあればぜひ読んでみてください。
ポジティブに不妊治療を頑張りたい人向け
不妊治療を体験した女医さんの本です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
少しでも参考になればうれしいです。
不妊治療を頑張るみなさんに良い結果が来ることをお祈りしています。
また、良い情報・役に立つ情報があれば共有していただけると嬉しいです。
お互い無理のない範囲でがんばりましょう♪